梵天立て
1999/1/7

毎年1月7日金田海岸(金田漁協裏)で開催されます。行人が法螺貝を鳴らす合図で始まります。
金田中島地区の6部落(東、中宿、下宿、鯨、浜戸、新町)の若い衆が、【五穀豊穣】 【浜大漁】を祈りながら‘ぼんでん’と呼ばれる孟宗竹を裸同然で海に立てに来ます。

【史話】
その昔金田中島沖で幕府の御用船が難破し、大錨を紛失。中島の住民に嫌疑がかけられた。
この災難を免れる為に、日頃信仰する出羽三山の力にすがる為に良い方法はないかと考えて、一同揃って海辺に‘ぼんでん’を立てて三山に祈ったところ・・・大錨 が浮いてきた。
このおかげで住民の嫌疑が晴れた!!

と言う話しもあります。(^^)


↑ 出羽三山の払暁、行人はこの行事が終わるまでひたすら祈り続けます。

← いち部落数名で海に‘ぼんでん’を立てに行きます。

この日の気温は、1℃海は厳寒です。そのうえ潮があまり引いてないので、顎まで浸かっていました。

気合いかけ声と共に海に入っていきます。

↓ 後から立てる部落の若い衆は沖に沖に立てるのが慣わし・・・一番最後の部落が、一番沖に立てます。

 上がってくる若衆達は、満足そうな顔をして無事終わりです。このあと暖かいところで、一杯!!

 これで金田はいい一年になることでしょう。

 ご苦労様でした。


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