2002年10月29日 沖合い海苔柵に船が入り・・・
2002年10月29日朝、海に出たら先輩が大慌てで船によって来ました。
『べたが真っ二つだ!』・・・

なんと・・沖合い柵が2つに分かれ、
海苔網ともどもひとつの束に・・

この状態を見ると、小さなレジャー船ではないな・・
とみんな感じました。

今年は10月の異常気象で私達の漁場は不作でした。
数少ない貴重な海苔網が・・・

修復できるか?みんなで検討中・・・
あきらめムード

16mmのロープ・鉄の杭がカチカチに固まって漂流
していました。スクリューで巻き込んだ痕跡です。

海苔網を浮かばす『あば』もこの状態・・
こんなに酷い被害は初めてです。

検討の結果、修復不可能と言う判断にいたりました。
みな作業に力が入りません。

新しく作ったこの海苔柵ですが、海苔網・あば・枠
すべて撤去となりました・・・

翌日海の作業を中止して、新しく海苔柵枠作成しました。

そして翌々日・・又設置作業でした。

共同の海苔柵〔海苔網172枚張り込み出来る〕はすべて撤去となり、張り込んであった海苔網も、
この柵を設置してある杭・浮球・ロープ使えるもの以外は撤去して新しく作りました。新しく設置しました。

被害を与えた船が、保安庁の調査で31日に解りました。
東京湾には多くの船が航行します。沖合いにはかなりの大型船を見ることが出来ますが・・・
想像以上に大きな船でした。約5000トンの海外船籍でした。今後被害補償交渉です。
水深20M弱のこんな場所に5000トンクラスの船が入るとは・・・想像もしませんでした。
被害のあった前日は西風の強風でしたが・・・何故こんなところまで航行したのか??

撮影 :きんのり丸


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