私たちの漁場は東京湾です。近年は海も綺麗になり昔のような海に帰りつつあります。
しかし・・・海苔養殖をしているとここ数年目立つのがビニールの流れモノです。この流れモノがやっかいなのです。西風等が吹くと海苔網、施設にいっぱい絡んできます。

２００１年１月６日：
元旦から前日まで強風で浜に出ることが出来ませんでした。この日昼から風が凪ぎたので海苔網を監視に行ったところビニールが沢山ついていました。

このビニールはどこから飛んできて、東京湾に流れてきたのでしょうか？？

ここ数年多いのが釣り用ルアーです。
これにはほとほと困ります。ゴムの手袋は切れるし、網から取れないし・・・東京湾でルアー釣りをやるのは良いのですが、・・・
切れて流れたルアーが海苔網にかかるのです。ここ３年で５０ヶ以上もコレクションしました。

その様なことを頭に入れてルアー釣りを楽しんでください。
海で生活する人も多くいることを解っていただきたいです。

この日約５０カ所にビニール等が掛かり・・この様なゴミの山となりました。

もしもこれが摘採後に海苔と混ざっていれば手で除去するのに約１時間以上かかります。それも解るモノのみです。ビニールは透明で柔らかいモノは感触が海苔と変わりません。その様なモノは一緒に加工する可能性もあるのです。
今は機械も発達して選別してくれますが１００％とは行きません。

消費者は何か入っていればクレームを付けますが、ゴミの管理をきちんとしている方だけの権利と思います。
夢の島に風が吹きゴミが海に飛ばされて・・・みなさんの元へ！
こちらも気を付けます。みなさんも気を付けてください。お願いします。