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★ 私の生活の場はこの千葉小櫃川河口干潟沖合の盤州干潟です。冬場は海苔生産、夏場はあさり漁にて生活しています。
近年、以前は見かけなかった鳥が多く生息してきました。
最初はカラスかな?と思っていた黒い大きな鳥・・カワウだそうです。年々多くなっていきます。

カワウはあさり漁に出かけると海にたてられている警戒棒(竹)等に停まって羽を広げていることが多いです。
又海中から突然飛び出してきます。魚の捕獲の為なのか鳥が海中から飛び出すとびっくりします。かなり長い間海中に潜ることができるようです。

この日浜からあがり『このカワウどのくらい繁殖したか・・・』興味が出てきたモノで浸透実験池に観察に行きました。
防波堤の階段からこの地に下りました。

ここの場所は物心付いた頃からの遊び場です。
今だから話せますが、小学生の頃仲間とかすみ網を掛けていろいろな鳥を捕獲して近所のおじさんに目白、紅雀等を捕まえて小遣いにしていました。(かすみ網は違法行為です(^^;)子供時代に付きご勘弁を)
牡蠣も点在する小さな池?に良いモノがありその場で焼いて食べたモノです。美味しかったですがよく腹痛になりました。
ここの海岸まで自転車で行けたモノですが、今は入れないようになっています。

話を戻します・・・階段を下り泥地を歩き出しました。足下はゴミが散乱していました。ビニール袋、プラスチック空製品、棒きれ、プロパンガスタンク、自動車、海苔ヒビ用竹その他あらゆるモノが散乱しています。海苔ヒビ用竹は私たち漁民がながしたモノです。反省しないと行けないモノの一つです。(私はすべてFRP棒ですので流しません。言い訳!?)

歩き始めると泥地では膝までぬかります。(またもや思い出ですが、子供の頃ここには軟球の野球ボールが流れ着き集め回っていて思わず沼地に入り込み・・・腰まではまり、助けてもらったという記憶があります。(^^;)(^^;))足下には小さなカニが体操をしています。コメツキガニです。そのほかにゴミに隠れる多くのカニ 干潟の砂地には植物ハママツナ等の自然も多くあります。

泥地を抜けて歩いていると、今度は背丈の高い葦類がそびえ立ちます。自分の身長(173cm)より大きい葦類をかき分けかき分け池に近づいていきます。合間合間には小さな池?があります。きれいとはいえない溜まり水です。池の縁にはギラギラ光る部分があります。オイルがにじみ出ているような感じです。

やっとの思いで浸透実験池に到着です。この池は小高く月のクレータのように作られています。2重に池が作られています。
外回りは、お城の堀のように、中には丸い池が!昔は中の池に渡ることができたのですが、今は放置されたままで中には入れません。周りから見ることができるだけです。だからこそカワウが繁殖できたのでしょう。

ものすごい数のカワウがこの小さな池に繁殖していました。数年前訪れたときの倍はいるようです。

この先ここはどうなるのか??近くの松林は松食い虫により林が禿げてきて、葦の野原はゴミの散乱、近辺の開発が進みつつあります。東京湾の昔ながらの海岸風景を残す唯一の場所と思います。

先日子供達が海岸清掃をしましたが、これだけ荒れていると100人200人の手では綺麗になりません。
自分も含め、貴重な地球の財産を守護、管理していかないと・・・今のうちに・・

地元漁師は当然ですが、野鳥観察等で訪れる方、国県市の行政指導の方も含め真剣に考えていただきたい。

宮崎駿夫【風の谷のナウシカ】の樹海を思い起こさせます。浄化しきれない小さな樹海・・・



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