盤州干潟 あさり漁、バカ貝漁

【腰巻漁】

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あさり漁は大きな特注ジョレンにて人力で掘っていきます。

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ジョレンは「カナド」「カッチャグリ」「カゴ」と地元では呼びます。

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かごの中には、アサリばかりではなく外道(貝殻・バカ貝・しおふき・ツメタガイ・オゴトノリ等)も捕れてしまいます。

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車エビ、カレイ、ワタリガニ等も入るときがあります。それは家に持ち帰り晩のおかずになっちゃいます。

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砂を綺麗に抜き、ある程度外道を流してから船の上のかごに入れます。この時かごには30k位の貝類が入りジョレンと合わせると40kg位の重さになるときもあります。船に上げるにはそれなりの力とコツが必要ですね。

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その後船上にて(がた)と呼ばれるあさりと外道を仕分けます。
小さいモノはこの(がた)から抜けて海に戻されます。

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あさりのみを15kg袋に入れ仲買等に出荷します。

【大巻き漁】

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大巻き:水深2mから3m程度の干潟でバカガイ・アサリを獲る漁法です。
船のともに長さ30m程度の長さのロープに錨を備え付けています。
錨を下ろして減速エンジンウインチを巻いていきます。
船の先にて振り棒を振りながら、砂を抜いて漁を行います。

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振り棒は6m程度の長さが有り、杉の細いもので作られます。
その先には大きなジョレンを付けてあります。
ジョレンは、海底に刃が刺さる様に、船にロープで固定されています。

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バカガイ等が多く入ると人間では揚げるのが一苦労で、エンジンから減速したウインチにて船に揚げるのが今の標準装備となっています。

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30mを撒き終わると、船に荷を揚げてます。
その後、船外機で船を移動させ又同じ作業を繰り返します。
この作業を十数回行っていきます。
船上では、バカガイと他の貝の選別を行います。夫婦で行く人は、奥さんが担当します。


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